Exhibitor Introduction

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No.07

須坂のぶどうPRコーナー(マルロク返町遊覧園)

信州フルーツ王国振興会 会長
マルロク返町遊覧園 オーナー
返町廣

ブドウ栽培に適した土地「須坂」でおいしく育てる

 須坂市高畑町で、果樹農園「返町(そりまち)遊覧園」を営み、「シャインマスカット」「ナガノパープル」「巨峰」などをはじめとしたブドウ20数種類と、リンゴを栽培しています。ブドウの収穫シーズンは8月のお盆頃から始まり、10月いっぱいまで。リンゴは「秋映(あきばえ)」が終わり、10月中旬頃から「シナノスイート」「シナノゴールド」が出始めています。

 各地からお客様が訪れ、ブドウ狩りとリンゴ狩りを体験していただいていますが、コロナ禍になり宅配便での全国発送がかなり増え、昨年からはそれが販売の中心になっています。8割方はリピーター、初めての方でも3分の1から半分くらいはリピーターになってくださり、おかげさまで収穫前からどんどん注文が入る状況です。
 信州のフルーツをPRしようと、須坂市から小布施町にかけての国道403号と北信濃くだもの街道の沿線の13農園で「信州フルーツ王国振興会」という協議会を作りました。各農園で、ブドウをはじめ、リンゴ、モモ、サクランボなどを扱っています。
 須坂は果樹栽培に適した気候で、年間降水量は1000ミリ以下。1000ミリ以下というのは、日本国内では上田から須坂にかけて千曲川の東岸のベルト地帯と、瀬戸内海の一部、北海道くらい。これだけ雨の日が少ないということは日照時間が長いということ。雨が多く湿度の高い日本はブドウの栽培に本来向かないのですが、降水量の少ない須坂はブドウの栽培に大変適した土地だと言えます。
 また、昼間と朝晩の気温差が激しく、1日の間に10~15℃くらいの差が生じます。昼は暑いくらいでも、朝はぐっと気温が下がる。これを毎日繰り返していくと、ブドウに限らず非常に良い果物ができます。

族経営の農園

 作業の適期を見極めることを大切に
 ブドウは非常にデリケートな作物で、毎日欠かさず様子をみなければいけません。種なしブドウにするためのジベレリン処理などは特にタイミングが大事で、適期を逃さずに作業をしていきます。先手必勝で早めに作業を心がけ、質の高いブドウになるよう気持ちをこめています。
 妻と2人の息子たち、家族4人で農園の切り盛りをしています。息子たちのアイディアで、ブドウの木の下に広がる木陰でヨガをしたり、YouTubeで農園の動画を発信したりと、ただ収穫して売るだけでなく、農園を身近に感じ、農園そのものを楽しんでほしいと考えて動いています。
 「OUTDOOR LIFESTYLE AND FEEL SUZAKA」で須坂のブドウをPRします。ブドウの販売だけでなく、ブドウの魅力をより深く知っていただこうとミニイベントが企画されています。ブドウ農園主によるトークライブやブドウの食べ比べコンテストがあります。おなじみの「シャインマスカット」「ナガノパープル」、うちの農園で今年初めてまとまった量が収穫できるようになった「クイーンルージュ」、バラのような香りのする最新品種「ヌーベルローズ」のブドウ4種を目隠ししたまま試食し、品種を当てていただきます。見事当てたら、市内の店でスイーツを食べられる引換券がプレゼントされます。珍しいブドウが食べられるのでお楽しみに。参加者は会場で当日募集しますので、ぜひご参加ください。
 景色の良い場所、歴史的な建物など、須坂市にある様々な観光資源の1つにブドウがあります。ここ須坂市の「高畑」は、明治時代に長野県で初めて商業用ブドウが栽培された、県内のブドウ発祥の地。ブドウを求めに訪れる人たちが街なかに足を運び、カフェでブドウを使ったパフェを食べるなど、須坂の街全体を楽しんでほしいと思います。

者へ一言

須坂のブドウは日本一の品質だと思っています。多くの方にぜひとも須坂のブドウやリンゴを味わってほしいです。

<取材先>
須坂のぶどうPRコーナー(マルロク返町遊覧園)

展者紹介