Exhibitor Introduction

Exhibitor Introduction

No.03

株式会社カンバーランド・ジャパン

営業部 企画課・復興支援係
高橋

車輪付きで移動できて、冬でも中は暖かい!
トレーラーハウス

 車輪が付いていて、自動車で牽引して移動できる住まい「トレーラーハウス」。株式会社カンバーランド・ジャパンは、長野市内にある2つの自社工場でトレーラーハウスを製造販売しています。国内で製造販売している企業としては全国で最大級。豊野工場のある「フィールド・ラボ」は、トレーラーハウスの展示場も併設しています。北海道から沖縄まで全国に販売代理店があり、日本中で利用いただいています。
 2020年からは新たに食文化事業部ができ、トレーラーハウスを店舗にした餅屋などの飲食店を始めました。

 今、不動産相続にかかる煩わしさを考え、子ども世代に家を遺したくないという高齢者がとても多く、トレーラーハウスに注目していただいています。
 トレーラーハウスの中を初めて見たほぼ全ての方が、「これは完全に“家”だね」と驚かれます。コンテナハウスやキャンピングカーと同じように考えられがちですが、全くの別物。火災保険にも入れるくらいしっかりとした作りになっています。

 メリットは、運んで設置すればすぐに住まいとして利用できること。搬入路の確保さえできれば、ほぼどこにでも置くことができます。リフォームもでき、不要になれば売ったり、もちろん移動もできますし、土地の原状復帰も簡単です。
 標準が寒冷地仕様なので断熱にも優れていて、冬は-15℃になるほど寒い志賀高原でも使われています。雪にも強く、実用新案を取得した床暖房を入れることができ、暖かく暮らすことができます。
 トレーラーハウスというと海外製が多いですが、海外製だと電気や水道設備が壊れたときに修理できないケースがあります。弊社は国内生産で、設備もすべて国内メーカーのものを入れているため、迅速に修理対応ができます。
 バリアフリーモデルや屋上付きのモデルなど、全19モデルがあり、そのほかサイズ変更ができるものなどを含めると、かなり多種多様な中から選ぶことができます。まずは営業担当とお客様とで一緒に考えて最適なモデルを選定していく流れになります。

国の被災地へ約280台。被災者の生活再建のために

 2021年8月、弊社社長が理事を務める「一般社団法人 日本RV・トレーラーハウス協会」(本部・東京都)を含めた2団体が、長野県と「災害時における応急仮設住宅の建設に関する協定」を締結。県内で災害が起きたときに、県からの要請を受けてトレーラーハウスをすぐに被災地に届けることが可能になりました。プレハブで仮設住宅を建てるのは時間がかかりますが、弊社はトレーラーハウスを県内始め全国各地に備蓄しているので、すぐに住まいとして提供できます。
 弊社は全国に約2800台の納品実績がありますが、このうち約280台は東日本大震災をはじめ、北海道、岡山、熊本などの被災地に届けてきました。
 2019年の台風19号災害から間もなく2年を迎えますが、長野市にも15台のトレーラーハウスを2年間レンタルで提供しています。プレハブだと最後は解体されますが、トレーラーハウスは、被災者が買い上げて自宅に持って帰れるので、何千万円もかけて急いで家を再建しないで済み、時間をかけて生活再建していくことができます。
 フィールド・ラボのある豊野も、2019年の水害で2.5mもの水につかりました。
 飲食事業を始めたのは、店舗タイプのトレーラーハウスを体感してもらいたいというだけでなく、豊野の街を元気にしたいという社長の思いがあります。

者へ一言

トレーラーハウスは、実際に見てみないとなかなかイメージができないと思います。本社及び豊野の展示場に様々なモデルを展示していますので、どういうものが出来上がるのか、ぜひ見に来てください。

<取材先>
株式会社カンバーランド・ジャパン

  • 住所:長野市南長池337-1(本社)
  • 電話:026-221-9997
  • 営業時間:9:30~18:30  定休日:なし(年中無休)
  • URL:http://www.thno1.com

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