- No.01
- Exhibitor Introduction
代表
ペレットストーブからスタート
手軽に使えるポータブルオーブンが人気
エコレットカンパニー合同会社は10年以上前、ペレットストーブの販売・設置事業からスタート。数年前から薪ストーブの販売も始め、現在は木質燃料のストーブ全般を取り扱っています。当たり前の薪ストーブだけではつまらないので、薪もペレットも両方焚けるハイブリッドストーブを揃えています。外出先からスマホで着火ができたり、ペレットが着火剤になり薪に自動点火できたり、様々なタイプのストーブがあります。
ペレット燃料の販売、配達、ストーブのメンテナンスもしているので、お客様とはずっとのお付き合い。年間30~40軒くらいのペースで増えていて、今は300軒くらいのお客様がいます。
数年前から、薪で焼くピザ窯をヨーロッパで探して販売を始めましたが、マンション住まいだと、庭でピザを焼くことに憧れがあっても実際にはできません。そこで、ベランダで簡単に焼けるピザ窯を開発しようと考えました。
一昨年に開発し昨年5月に販売を開始したのが、LPGガスで簡単に焼けるポータブルオーブン「Diano Pizza」(ディアノピッツァ)。ピザは、低温で焼いてしまうと全体が硬くなってしまいますが、「Diano Pizza」はレバーでワンタッチ着火でき、窯内部はたったの15分で400℃に。1分程度でまわりはカリっと、中はやわらかい状態で焼き上げることができます。予約注文の段階でいっきに50台売れるほどの反響があり、今も売れ続けています。 このほど、更に軽量化した家庭向けの「Stella」(ステラ)も開発しました。イタリア語で「星」という意味で、流星をイメージした形にしました。重さは「Diano Pizza」の半分以下の8㎏ほどで、足が折り畳み式。スキレットがあれば、ピザだけでなく様々な調理が簡単に楽しめるので、ぜひキャンプのお供に持っていってほしいと思います。
「OUTDOOR LIFESTYLE AND FEEL SUZAKA」では、この2種のピザ窯でピザの振る舞いをします。他にも、移動式で野外で使える無電源ペレットストーブ「パティオヒーター」、ペレットグリル、薪サウナを持っていきます。サウナは体験もできますのでお楽しみに。
- 燃料の地産地消で循環型社会を目指す
私は仕事をする上で、「お客様第一」を一番大事にしています。メンテナンスに伺ったときに、お客様から「すごく暖かかったよ」という声をいただくと、それだけで最高にうれしい。お客様の笑顔を見るために、この仕事をしています。
そして、木質燃料を扱うことで、少しは温暖化防止のために役に立てているのではないかということ。化石燃料を使えば、お金はガソリンスタンドに支払うとしても、結局は企業を通じてお金は海外に流れていってしまいます。一方、木は燃やせば二酸化炭素が発生しますが、成長過程で二酸化炭素を吸収するので、プラマイゼロ。木は伐採したら植林するというサイクルで成り立ちます。
日本の国土の森林面積は60~70%あり、木の資源を使わないという手はないはず。わざわざ遠くから燃料を使ってまで運んでくるのではなく、地元の木を切って、ペレットを作ってそれを燃料として使っていけば、地域経済は理想的な循環社会になります。
しかし、ペレットストーブは普及してきているものの、ペレットの値段を灯油と比べてしまうとこれ以上高くできないため、人件費を出すことができません。機械の初期投資がかなりかかる上、ペレットを作るのにすごく労力がいるので、小規模でやるのはなかなか難しい。本当は値段が高くても地域にお金を落として回すことができれば最高です。灯油から脱却していかなければいけないといわれているのに、なかなかそこに進まない。どちらかというとヨーロッパは環境意識が高く、薪やペレットをふんだんに使っていますが、日本はまだまだ進んでいません。
今年8月2日、信濃町に「woodstove & outdoors エコレットカンパニー黒姫」をプレオープンしました。ストーブなどを展示し、完全予約制で見学・体験を受け付けていますのでぜひお越しください。
- 読者へ一言
地球温暖化で環境が変わり、自然災害がどんどん狂暴化しています。自分の身を自分で守るために、調理をしたりアウトドアを楽しむなど、身近なところから木とのふれあいを大切にして防災意識を高めてもらえたらと思っています。
<取材先>
エコレットカンパニー合同会社
- 住所:中野市東山3-1
- 電話:0269-38-0014 ※ご来社の際は、前もってご一報ください
- 営業時間:9:00~18:00
- URL:https://ecolletcompany.jp